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見えている危険


というのは、通常の生活でもいくつも見かける。

その時に対策をしておけばそれより事態が悪化するのを避けることはできる。


ことに動物にとっては「見えている危険」になる前に、そういうことをしない、というのがまず鉄則。これまでにいくつもの犠牲になった動物たちによってもたらされた教訓をいかしてマニュアルが作られ、それに沿って飼育されていればいいと思う。


しかし、これまで起こったことばかりでもないだろうし、そして人間は忘れていく動物でもある。そして、自分のところではまさかそういうことは起こらないだろう、これくらいなら大丈夫だろう、と思うこともある。


だから、「見えている危険」にまで事態がすすむことがある。

そして誰かがそれに気づいた時に、それをまともに取り合ってくれるかどうかで動物の運命が左右されることもある。


動物だけの話ではなくて、「見えている危険」が実際に悪化した場合、取り返しのつかない被害になることもある。何かが起こってからでは遅いのだ。特に命に関わることならば、もっとそういうことに敏感になるべきだと思っている。


今回の台風もそうだけれども、常に最悪のことを想定して物事にあたることは必要だと思う。もちろん人間には限界があるけれど、見えている危険から目をそむけたことによってより事態が悪化すれば、あとには後悔しか残らないと思う。


たとえその時だけ取り繕ったとしても、そこから見えている危険がちょっと隠れただけであって、危険そのものが消えたわけではない。


自分は万能ではなく、力もないが、その危険が見えるような気がしますよ、ということを伝えることしかできないが、最低限のことはしておきたい。その危険がはっきり見え始めても、もっと大きな声で伝えようとすることしかできないけども。もどかしいな。

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