・EAZAの飼育マニュアルでも粥食は、肥満や、虫歯を含む口腔内の異常のリスクが指摘され、何らかの原因で採食が減っている場合などを除き、なるべく避けるべきであるとされている。
EAZA P.22、P29あたり
・1986年の時点で粥食についての実験が行われ、1989年に発表された論文で、血液検査の結果、粥食を採用したレッサーパンダのコレステロール値が高くなり、肝臓への負担が懸念されている。このことから少なくとも粥食を採用するに当たり血液検査は必要ではないかと思われる。 (P.35~) https://www.researchgate.net/publication/237720039_HEPATOPATHY_AND_HYPERCHOLESTEROLEMIA_IN_RED_PANDAS_ASSOCIATED_WITH_A_DIET_CHANGE
また、レッサーパンダにおいてはわからないが、少なくとも人間に高コレステロール血症が発生した場合、それは遺伝する可能性があることがわかっている。
・歯・胃腸へのリスクについては
P274にて指摘され、近年の食事の事情が改善されたことによって、その問題も改善されてきていることが記述されている。
Comments