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ミンファの件についてこれまでのまとめ

更新日:2019年9月19日

※このまとめは8/23にはじめて作成され、その後動きがあり次第更新(追記したものはその都度日付を記述 9/7追記)


背景:

ブリーディングローンの期限により、王子が西山にミンファを返却することは決まっていた。ジャズとメロディが生まれ、その返却期限を王子は延ばしてもらっていた。王子としては可能であれば、場所もあいていたのでそのままい続けてもらう事もできた。ファンも壮齢となったミンファを無理に移動させずに王子に残ってほしいと思っている人もいた。しかし、ジャズとメロディの育児が終了したこともきっかけにミンファは西山の意向で王子から西山に返却されることになった。


西山にとってのミンファ

「脱走女王」の名がつき、容姿端麗のミンファには知名度や人気があり、宣伝効果も期待されていた。西山としてはミンファは帰ってきてほしい個体であったと思われる。


西山の受け入れ体制:

常駐獣医はおらず、県内の獣医を頼っていた。パンダの家に急勾配のはしごもあり、ミンファがそれに適応できるかという不安要素もあった。当初からミンファのために傾斜に対策をするように求める声もあった。ミンファには一度脱走を許しているだけに、飼育場の管理にも不安が残る。また、3月には多摩動物園から「かのこ」も受け入れており、多頭飼育になることも危惧されていた。


ミンファが帰ってきてから:

2/23の時点で6.5kg(しっぽ含む)

帰ってきてすぐは急勾配のはしごも登ることができていた。


3/19(?) ひかりとの同居生活開始。

 以後、通路の狭い橋の上にひかりがいた場合、その移動を妨げられることになるなどの様子が確認されている。これによって運動量が減り、ペアの展示によって移動が制限されることの精神的なストレスも懸念された。これに対し、ペアの展示ではなく、交代展示の検討について要望されたが非公開になるまでペアの展示だった。


3/21に公開体重測定を行うが、ミンファの体重は、ひかりが体重測定を行った後にリセットされずに体重計にのったため、正確な体重は不明。(写真では6.3kgになっていたが、同居していたひかりの体重であった)

ひかりが体調を崩していたときにはひかりは出された食事を食べないこともあった。ミンファはそのひかりの分も食べたため、体重が増える原因となった可能性がある。これを飼育員は見ておらず、このことに関して、訪問客が報告している。


4月にはミンファの体型が太っていたことに気づいていた人もいて、改善を要望する。

4月下旬に足の状態が悪くなっていると思われる動画が投稿されている。


5月には足の状態が悪くなっていることを指摘する人もいた。ミンファの環境改善(足の負担の軽くなるスロープの設置など)を要望する投書がされる。(※8/28園の見解では加齢によるものとしている)


6月以降急勾配のはしごを登る姿が確認できていない(足の状態が悪化しつつあった?)


6/6 公式フェイスブックにてしっぽ込みでミンファの体重が5.9kg(しっぽ込み)であることを示す写真が掲載される。(ただ顔が写っておらず、本当にミンファだったかどうかは確認できない、体型も変わっていなかった模様)疑問をもった訪問客が再測定を要望。

6月下旬、ミンファが食べこぼす(何らかの原因で口から吐き出している?以降食べこぼすと表記)動画を確認。このころはそれほど議論されていない模様


7月頭に市が立ち合って7.5kgだったことが判明(メールで問い合わせて判明)。


7月中旬から頻繁にミンファが食べこぼす動画が投稿されるようになる。(どれくらい食べ残しなどについては不明)このころからミンファの状態を危惧する声が高まる。


7/24 園がミンファに対してなんらかの対策を行うことをはじめてSNSで発表

ミンファの状態を心配する投稿が増える。

8/1 ミンファが足の負担の軽くなることが期待できる、地面が土の非公開施設に移される。SNSでも告知される。問い合わせたメールの返信でも「獣医と相談の上治療をすすめる」と発表


この間、寝室で過ごしている様子のミンファが撮影されている。暑さのため、非公開施設の飼育場には出ず、寝室周りで過ごしていることが報告される。


8/3 公式の投稿によれば、完食はできている様子。


8/5 麻酔についての方法を他園に相談することがSNSで発表される。トレーニングが十分でなく、壮齢の個体に対し、無理な方法で麻酔をすることのリスクについて疑問の声が上がる

(※9/4追記 事前に十分な診察がなされていない上での麻酔の利用の検討が問題である、という指摘がある)


8/6 りんごを食べこぼすところが動画で確認できる。向かって右の口の奥に何らかの問題がありそうである。


8/7 診察は次の週に行うことを発表。


8/7 まつばの出産が発表される


8/7 体重計に載っている様子の写真が掲載される(体重についての記載はなし)


8/13 非公開施設を上から見られる場所が整備されたことが発表される。


8/15 8/12に診察を行ったことを発表し、獣医の診察後、現在の時点では急を要する状態ではないとし、特別な治療を行わないことを発表。


8/21 しっぽを含まず体重が7.4kgである写真が投稿される。飼育員がりんごを食べるミンファに触れる場面も。(続けていれば例えば無麻酔採血トレーニングも可能ではないか?)

写真に写っているりんごに噛んだ後が残っているため、食べこぼしは未だある模様。


8/24 寝室で寝そべるミンファの写真が投稿される


8/28 ミンファがはしごの上にいる写真が投稿される。はしごの傾斜がゆるくなっているようだ。非公開施設の一部公開にむけ、木の枝が切られているようだ


8/28 ミンファの診察結果について、ホームページに追記。8/15の時とは違い、SNSで発表したことを発信

体重についてはかなり増加と表記。原因については公表なし。足の状態が悪化した原因の一つとして「加齢によるもの」と発表。体重の増加によるものかどうかは表記なし。


8/30 非公開施設で動く姿が動画によって確認できる。「久しぶりの運動場」と書かれている。


8/31 まつばの写真が投稿される


9/4 朝日新聞(福井)にて、ミンファの9月上旬の非公開施設での一部公開について発表される。10月には高低差の少ない公開施設に移動させるとの表記も(9/4追記)


9/4 ミンファが体重計に乗っていて、7.375kgと表示が出ている。しっぽと反対側の足が写っていないので参考体重とする(9/4追記)


9/5 傾斜のゆるいはしごが運動場の何箇所かに設置される(9/7追記)



----------↓9/20追記-------------------

9/8 ミンファとかのこが早朝に外に出ていたことが発表される


9/11 ミンファが座っている写真が掲載されている。


9/14 体重計の上に乗っている写真が掲載される。7330gと表示されているが、顔が写っていなくて、左の前後の足が写っていないため参考体重とする。

食事が掲載されている。果物と野菜の量は減っているように見える。薄く切っているようだが、細かくは切られていない。


9/18 木の上やはしごを登るところ、地面で笹を食べる姿が写っている動画が掲載されている。

----------9/20追記ここまで------------------


<現時点でミンファに残っていると思われる問題>--------------------------------

口の異常 食べこぼしは6月下旬より。8/21時点でまだ残っている模様(食べ物はより細かく切られているように見られる)

(9/20追記 9/14の写真では細かくは切られていなかった)


体重の増加 少なくとも7月上旬(7.5kg)より8/21時点で減っていない(写真ではしっぽを含まず7.4kg)と考えれられる

(9/20追記 9/14 7.33kg(顔と全身が写っていないので参考体重)


足の状態 4月には後ろ足からはしごを下りる動画がとられている。6月以降急勾配のはしごを昇降する姿が見られていない。8/30の動画では判断不明。傾斜のゆるいはしごが寝室に設置された


<現在の論点>-------------------------------------------------------------

・状態の悪化の一途をたどるミンファに、現段階からでも何らかの治療を開始するべきではないか?(8/21から継続)→トレーニングをすすめてより詳しい診察を改めておこなえるようにするべきではないか?(9/4)


・ダイエットについて→運動療法を採用するか?(←9/7食事の改善とともに足の筋力を保持することが目的)

(9/7追記 8/15には公式HPで足の症状の緩和のために「運動量を制限する」と発表されている)


・食事の内容→太りやすい原因となる野菜や果物を減らすべきか?

(9/7追記 8/21に論点と設定し、改善されたかどうかは不明)


<現在ミンファについて状況を検証するのに必要な情報>-----------------------------

・体重の推移、測定の頻度

・食事の内容(笹・ペレット・果物または野菜の比率)

・日々の運動量

・歩いている時または昇降時の様子

・将来的な診察のためのトレーニングの進行状況


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9/1

※ミンファに残っていると思われる問題

※状況を検証するのに必要な情報  をまとめて追記



<これまでの論点 ほぼ議論して判明済み>

・ミンファの状態が悪化した原因は?→ペアで食事をしている時の食事の管理ができていなかった。月1度の体重測定で、体重がきちんとはかれてなかった。ひかりとの共同生活で結果的に移動範囲が狭まり、運動不足になった。このことで体重が増え、足の負担が増加した。(※8/28園は足の悪化は加齢の可能性も示唆している。体重の増加が原因科どうかについては言及していない)


・ミンファは現場に無理があったけど仕方なく西山が引き取った?→西山の意向で引き取った


・ミンファの異変は、飼育員が忙しく、気づくのが難しかった?→訪問客から指摘されていた


・園に専門の獣医がいるから大丈夫でしょ?→常駐獣医がいないため、県内の獣医に依頼している。診察することを発表してから実際に診察するまで2週間程度かかった(普段どのくらいレッサーパンダの診察を行っていたかは不明)

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