ミンファが非公開になってから40日が過ぎた。きっかけとなった食べこぼしの動画からは50日ほどである。結局食べこぼしの原因となるものが取り除かれないままこれだけの日々が過ぎている。もし人間が、自分の口の奥になにか違和感を感じていれば、それを50日あまりもそのままにしておくようなことはないと思う。
人間というものは、実際にその姿を見なければどんどん忘れていくものである。ミンファはおそらく今も多かれ少なかれ食べこぼしをしている。しかし、今は非公開なので、その食べこぼしをしている姿を見ることはできない。そうすれば、ミンファが「今も痛いのかな?」ということは頭から離れていくものである。
できれば毎日のようにあの食べこぼしをしている動画のツイートをリツイートして、
ミンファは今も苦しんでいるかもしれない、ということを発信し続けたいところではあるが、実際のところ嫌味のように思われてしまうかもしれないのでやらずにいる。こういうことは限られた人間が短い間隔でやり続けていれば、嫌がられるものである。そんなわけで、ツイッターの方やこちらのブログでたまにこぼす感じになっている。
筆者としては現在のところそれくらいしかできないのだが、できれば、今もミンファは苦しんでいるかもしれない、ということを頭のどこかで気にしておいてあげてほしい。それはしんどいことかもしれないが、そもそもこれは動物に責任のあることではなく、人間に責任のあることである(少なくとも王子から西山に移動したのは人間の事情による)。別に園にすべての責任があると言おうとしているではなく、このような事態になっても人間が何もすることができずに、ただミンファの自然治癒力に頼るしかないという状況を作っている(既存の法律や組織ではどうにもならない)ことこそ問題なのだ。せめて、その痛みだけでも、忘れないようにしなければ…、そうしたところでミンファの痛みが和らぐわけではないが、人間は同じことをまた繰り返すと思う。
ミンファには人間の力不足を謝るしかない(実際謝らなければならない動物は他にも多くいるが…)。ミンファとしては謝るより口の違和感どうにかしてと思っているだろうが…誠に無念である…。
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