問題のある動物を見つけた時にはまずは担当飼育員への連絡が必要である。できれば動物園自体にその問題が共有されることが望ましい。同時に何らかの形で他の人との情報の共有である。知識を持った人と共有すれば、その時点で疑問が解消される可能性もある。(監督機関に報告する場を設けていれば、ここでも共有できる。)
問題に気づいた時点から、写真や映像は可能な限り継続して記録されることが望ましい。
実際に適切な対処が行われていないと考えられる場合は、その動物園以外への問題の通達する。できればこの時点で協力者や相談できる人が何人かいるとよい。(監督機関が設立していた場合は、その動物に詳しい人が相談を受けられるような体制ができていることが望ましい)
さらに問題が改善されない場合は、問題の解決にむけて動物園自体を動かす必要がある。確固たる証拠があることが前提条件だが、可能な限り拡散し、賛同者を募る。(監督機関が設立されていれば、市役所や県庁などに問い合わせ、動物愛護に関係する機関とも協力し、動物園への立ち入り検査を行ってもらうために必要な書類や資料などを作成し提出する。監督機関自体がその権限を得るようになっていれば、専門知識や免許を持ったスタッフが立ち会うこともできるかもしれない。)
また、協力を求められた時にできることとしては、状態が悪いということがわかる動画や、その事態についてまとめ、他の賛同者を説得できるような文章を作成したり、実際にその問題のある個体を観察に園を訪問し、レポートすることなどがある。どのように動けばよいかわからない賛同者に対し、助言することも一つの活動である。
気をつけなければならないのは、必要以上に問題のある個体のいる園や、周囲の人たちと対立しすぎないようにすることである。他人を説得するには時間がかかり、その人が心から「問題がある」と認識させる必要がある。そもそも思考のスタートラインがあまりにも異なる人と議論することは時間がかかり効率的ではない。(ただし、定期的に意見を伝える必要はある)。賛同者を集め、問題の解決は速やかに行われることが重要であるが、賛同者を集め、相手が否定しにくい状況をなるべく作ることも効果的だと思う。
この文章も改善する余地はいくらでもあるだろう。さらなる良い考えがあれば追加し、修正を行いたい。そして、状況の改善を望む人たちへのよい助言になるようにしたい。
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